単なる身体能力の向上に留まらず、
子どもの全人格的な成長を支える点に特徴があります。
従来の体育とはアプローチが異なり、
「自由で主体的な学び」を通して
子どもの成長を促します。
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自己決定力を重視 自分で選び、自分で考える機会を提供
子どもが自分で活動内容や方法を選択する仕組みを取り入れています。
選択肢が提示され、自ら考え、行動する力を育てます。 -
自己決定力を重視 他者との競争ではなく、
自分の成長や努力を評価失敗も学びと捉え、挑戦する姿勢を褒める文化があり、
結果として自分から挑戦する子どもを育てます。 -
楽しさを中心に据える 楽しみながら運動習慣を育む
体育を楽しむことが最優先で、運動の習慣を身につけることに重点をおいています。遊びやゲーム形式の活動が多く取り入れられています。
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社会性と協力を育む 競争も協力を重視
チームでの協力を通じて社会性を学び、誰もが参加しやすい環境を作ります。スポーツを通じてコミュニケーション力を育む教育が行われています。
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身体だけでなく心も育む 自己肯定感や挑戦心を育む
体育を通じて、自分を表現する力、自己肯定感、挑戦する意欲など、心の成長にも重きを置いています。
OPA model theoryOPAモデル理論とは
全ての子どもの動きに影響を与える要素を組み合わせた、
科学的洞察に基づいたモデル。
約30年前、オランダの体育養成大学 Caloにて
「子どもの質の高い動き」を引き出す為に
「環境」「人」「活動」3つの要素が上手く機能するように
考案されました。
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子どもの動きに影響を与える外的環境について考慮すること。例えば使うボールの硬さや大きさや雲梯の高さ。コートの広さ。ルールにおいて誰が有利になり、誰が不利になるかなど。
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子どもの特性・性格・興味志向を理解すること。また指導者自身の自己理解。指導者と子どもの関係性、子ども同士の関係性が、子どもの動きの質に影響を与える。
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活動幅のあるアクティビティを用意したり、運動強度や挑戦度を細かく段階設定することで、子ども自身が選びやすく「やってみたい!」と思う自発性を引き出すこと。また動きの段階を理解して、より良い動きを引き出す手立てができること。
力の分配とは
例)ビーチフラッグで勝った人は1本タスキを掛け、タスキの数だけ距離を遠くします。
こうすることで勝った人には負荷がかかり、普段は足の速さで勝てず諦めがちな子でも、全力で戦うことに挑戦できます。
